テオドル・シュトルム[テーオドール・シュトルム][テーオドーア・シュトルム][テオードル・シュトルム][テオドール・シュトルム][ストルム]「人形つかいのポーレ」(『世界少女名作全集』中山知子訳 岩崎書店)[「人形使いのポーレ」]

761 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 22:40:37 ID:2JpIIHKk
断片的な情報ですが、よろしくお願いします。

【いつ読んだ】
今から25年ぐらい前です。
ただ親の知人の家にあった本なので、出版はもっと古い可能性があります。

【物語の舞台となってる国・時代】
ヨーロッパのどこかの国。
ロシアか北欧だったかもしれません。寒々とした雰囲気でした。

【あらすじ】
少年が主人公ということしか憶えていません。
一人称だったような記憶があります。

【覚えているエピソード】
主人公の少年の住んでいる地域に、年に一度ぐらいの割合で、人形芝居の一座がやってきます。
少年はそれをとても楽しみにしていました。
ですがある時、開園前の一座のテントの中に入ってしまい、軽い好奇心で操り人形の腕に触れ、壊してしまいます。
その為に肝心の芝居の時に人形の腕が動かない、ということがありました。
その時に少年の心の中で「わしの腕が!」
という人形の悲鳴が聞こえたように感じます。

後はっきり覚えていませんが、
ラストにボロボロになったこの人形がでてきたような……。

【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
子供向けの文学全集の中に入っていた話です。
当時よくその親の知人の家に行っていて、親が話をしている間、自分は全集を片端から読んでいました。
ハードカバーでかなり大きめ。活字はびっしりと細かい感じでした。

【その他覚えている何でも】
ひょっとしたら大人向けの文学を子供向けにリライトしたものかもしれません。
うろ覚えですが、この頃「ペール・ギュント」を読んだ記憶があります。

とにかくこの「わしの腕が!」の悲鳴がもの凄く印象に残っています。

あの本のタイトル教えて!@児童書板11冊目
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1233574387/761


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


三色すみれ (岩崎書店): 1963|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I000633926-00
目次・個人送信有り

三色すみれ 人形つかいのポーレ みずうみ マルテおばさんの時計 愛の群像 リンゴと少年 クリスティアン物語 (岩崎書店): 1973|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I110097382-00

みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ (光文社古典新訳文庫) 文庫 – 2020/5/13
シュトルム (著), 松永 美穂 (翻訳)
http://amazon.jp/dp/4334754244
表紙画像有り

記事更新日:2024年1月2日
記事公開日:2016年9月16日

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通りすがり
通りすがり
2024年1月2日 2:37 PM

テオドル・シュトルム/著「人形つかいのポーレ」ですね。
いろいろな全集に入っている作品なので、普通なら本の特定は
困難なのですが、この質問についてはかなり限定されます。

「人形つかいのポーレ」は国会図書館デジタルの個人送信で読めるものが
いくつかあるのですが、「わしの腕が!」という台詞が出てくるのは
 『三色すみれ 世界少女名作全集2』
 シュトルム/作;中山知子/訳;武部本一郎/絵 岩崎書店 1963年刊
 https://dl.ndl.go.jp/pid/1633152/
↑この本だけのようで…どうもこの訳者さんオリジナルの表現らしいのです^^;
(章タイトル自体が「わしの腕が!」。17コマ目にこの台詞があります)

これが他の翻訳だと「わしの腕が!」の表現がありません。
 『少年少女世界文学全集20 ドイツ編3』伊藤貴麿/等編 講談社 1962年刊
 https://dl.ndl.go.jp/pid/1633528/ (143-144コマ目が該当箇所)

 『人形つかいのポーレ』(世界少女名作全集13)
 シュトルム/著;岸なみ/編著;下高原千歳/絵 偕成社
 https://dl.ndl.go.jp/pid/1633182/ (31コマ目が該当箇所)

中山知子/訳の「人形つかいのポーレ」は国会図書館で分かる本だと3件、
一番新しい1991年刊のものは年代的に該当しなさそうなので、
上記の『三色すみれ』か、同じ本の新版と思われる1973年刊の本か
どちらかが質問者さんの読まれた本だと思われます。