下川香苗(しもかわかなえ)『闘いの季節』(たたかいのとき)

504 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2008/09/28(日) 00:11:02 ID:sMgno044
【いつ読んだ】
7年前

【あらすじ】
冴えない中学生(高校生かも)の少年がオートバイを拾い、ライセンスを取って大会に出るまでのできごと
ある日、空き地で使われなくなったバイクを拾う。
同級生の女の子(優等生)の父親がバイク屋で、親しくなって色々と面倒見てもらう。
しかし、女の子はうちの父親にもう会わないででと言う。理由は汚いから。主人公はそんなことはないと怒り出す。

ネタバレ注意

実は、女の子も父親が好きなのだが、酒を飲むと性格が変わり、家族に乱暴を働くことが分かる
通院したりしてなんとか努力して克服するが、さらに借金(友人に騙された?)だらけなのが分かり、女の子は転校することに
何とかしてやると言って、主人公は銀行員の父親に頼むが断られる。

【覚えているエピソード】
主人公の兄は事故で亡くなっており、母親としては大会なんかもってのほかで
泣きながら主人公を止めるのだけれど、主人公は「俺は兄貴と違って死なねえよ」と言う。しかし、大会はビリでしかも事故ってしまう。
事故から退院後、バイク屋の親父に、しばらくバイクに乗らないことを告げる
怖くなったのかと聞かれて、今まで親のお金でやってきたから、今度は自分のバイトしてお金を貯めてやってみたいんだと答える。


【物語の舞台となってる国・時代】
日本、現代

【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
覚えてません。

よろしくお願いします

あの本のタイトル教えて!@児童書板 10冊目
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1212936623/504


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


闘いの季節 (心にのこる文学) 単行本 – 1999/10/1
下川 香苗 (著), 佐竹 美保 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4591061647
表紙画像有り

闘いの季節 (ポプラ社): 1999|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002827178-00

記事更新日:2023年11月26日
記事公開日:2016年7月8日

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通りすがり
通りすがり
2023年11月26日 5:48 PM

下川香苗/作;佐竹美保/絵『闘いの季節』 ポプラ社 1999年刊

7年前に読んだ本の内容をここまで記憶しておられる質問者さんに舌を巻いております;
(友人に騙された?)以外は完全に質問のままの話です。
それだけ思い入れのある作品だったのでしょう。

アイデンティティ、アルコールや借金、家族との関係など
現代的な問題を扱っていて埋もれさせるのがもったいない秀作でした。

【あらすじ】の「実は~」以下と、【覚えているエピソード】全体を
ネタバレ注意にされるのがいいかも知れません(お節介すみません)。