寺村輝夫(てらむらてるお)『消えた2ページ』(きえたにページ)

86 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2006/07/26(水) 19:25:46 ID:78xhCOL4
[いつ読んだ]
30年以上前。1970年代

[あらすじ]
少年が主人公。あるとき崖の穴を見つける。好奇心でお尻から入ってみると、その穴には底がなくて奥に引き込まれていき、入口の穴がどんどん小さくなって、やがて消えて真っ暗になる。
それからどこか違う世界につながって、自分の分身のようだけど性格がずいぶん違う子と出会う。その子とのやりとりが何かあって(つまり自分探しの旅のような気がします)、結末は、たぶん現実世界に戻って終わり、だと思うんですが、もうはっきり覚えてません。

[覚えているエピソード]
もうひとりの自分と電車に乗って座席に並んで座っている挿絵があった気がします。

[物語の舞台となってる国・時代]
日本の現代(当時)だと思います。日本人の作家でしょうね。

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
たぶんハードカバー。全体に青かったかな。主人公の少年がカバーにも描いてあったと思います。妙に暗い挿絵が印象的で、怖かったこと。

[その他覚えていること何でも]
とにかく挿絵がやたら黒くて暗い絵で、ストーリーも明るいものではなかったので、あまり読みたくなかったのですが、読んだらその分やたら記憶に残ってしまったという本です。

いくら探してもわからないのですが、よろしくお願いします。

あの本のタイトル教えて!@児童書板 7冊目
http://book4.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1151942939/86

消えた2ページ (フォア文庫) 新書 – 1996/7
寺村 輝夫 (著), 中村 ヒロシ (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4652074239
表紙画像有り

消えた2ページ (1983年) (名作ランド) - – 古書, 1983/6
寺村 輝夫 (著), 中村 宏 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/B000J7E488
表紙画像有り

消えた2ページ (1980年) (理論社名作の愛蔵版) - – 古書, 1980/3
寺村 輝夫 (著), 中村 宏 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/B000J89GC6

消えた二ページ (理論社): 1970|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000794667-00


管理人のコメント:
『消えた2ページ』である可能性が高そうだと思いました。

主人公の友太はとある少年や口やかましいお母さんから逃げ出そうと、森と川の境にある横穴に入る。
深さは三メートルしかないはずなのに、百メートル奥から声が聞こえてくるように感じられた。
p86「やがて入り口の光が、遠ざかっていって、にぎりこぶしくらいに小さくなった。そして、くらやみに光る、その小さな光が、たった一つの星のようになり、消えてしまった。」

電車で隣に座っていた少年のほうを向くシーンの挿絵。
p181

友太は気がつくと、不思議な世界から自分の家に帰っていた。(p208)

通知
guest
0 コメント
Inline Feedbacks
すべてのコメントを表示