茂市久美子(もいちくみこ)『風の生まれるかなたに』(かぜのうまれるかなたに)

841 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 23:36:13 ID:93hyhYTd
[いつ読んだ]14年ぐらい前
[あらすじ]
主人公の出生の秘密を探る、とかそんな感じの、入り組んだストーリー
[覚えているエピソード]
・主人公は10代前半の男の子。
・舞台は現代のチベットやネパールらしき高山地帯。
・主人公は孤児でお寺のようなところで暮らしている。
・主人公には離れた場所で暮らす兄がいる?
・エライお坊さんになるための資格があるとかないとかで兄と揉めていた?
・登山家だか学者だか、現地の人ではない人たちとの交流もあったような??
・指輪が重要なアイテム。ラスト近くで偶然台座から石が外れ、そこに描かれていた紋章が全ての謎を解く手がかりになった。
・全体的にチベット仏教テイスト。
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ハードカバー。
[その他覚えていること何でも]
小学校高学年かそれ以上向け。
当時翻訳物は滅多に読まなかったので、おそらく作者は日本人。

子供の時は、一応最後まで読み切ったものの、
ややこしいストーリーでさっぱり理解出来ませんでした。
が、ふと思い出したら気になって気になって。
もう一度読みたいので、ご存じの方いらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

842 名前:ですな(☆☆☆☆☆☆☆552)[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 18:42:04 ID:5wcVh+uE
茂市久美子「風の生まれるかなたに」はいかがでしょうか
あらすじ・解題:
ヒマラヤでゆくえ不明になった兄をさがしてかい少年は旅立った。
なぞのカルマ老人の言葉にしたがって果てし谷へやってくると……

あの本のタイトル教えて!(児童書板) 6冊目
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1134797744/841-842

風の生まれるかなたに (くもんの創作児童文学) 単行本 – 1991/4/1
茂市 久美子 (著), 広野 多珂子 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4875766084
表紙画像有り

風の生まれるかなたに (くもん出版): 1991|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002094011-00

管理人のコメント:
確認したところ、違う部分もありますが、『風の生まれるかなたに』の可能性が高いのではないかと思いました。以下詳細です。

・語り手は小学校五年生の藤井かいという男の子。かいの兄・恵一はヒマラヤの未踏峰に仲間たちと出かけ、行方不明になる。
・兄の登山仲間が、恵一がバザールで母のために買ったトルコ石のついた指輪を渡しにくる。
・ある夜、かいの前に白いヤクが現れる。かいがヤクの背に乗ると、ヒマラヤの近くの一軒の家に連れて行かれた。
・その家に住むカルマという老人には、ダワという弟がいる。
・カルマとダワは、かつて妖精の国の王子だった。
・双子の王子の一人は国を滅亡に導くと予言され、王は双子を連れ出して殺すように乳母に命じた。
・カルマとダワは捨てられ、しばらく雪男に育てられる。その後、川を渡ってお寺のお坊さんに引き取られる。
・雪男(ミティ)の他、悪竜(ナーガ)や金色鳥(カルラ)が登場する。
・妖精の国の指輪には秘密があり、カルマが持っている指輪にはナーガを目覚めさせる薬、ダワの指輪にはカルラを目覚めさせる薬が入っていた。

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