木村幸子(きむらさちこ)『ブーツをはいた女の子』

555 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2021/03/04(木) 12:24:16.23 ID:Ry59PWXJ
【いつ読んだ】 40年ほど前
【物語の舞台となってる国・時代】 日本・昭和
【翻訳ものですか?】 ちがいます
【あらすじ・覚えているエピソード】
赤いくつしたをはいた女の子が転校してきます。主人公はその転校生ではなく、クラスメイトの女子だったと思います。転校生は明るくてふつうの女の子でクラスにすぐとけこみ、主人公と友だちになります。

ある日、主人公の女子は、転校生のお母さんが歩いているのを見かけました。普段は普通のお母さんなのに、その日は明らかに様子がおかしく、一点を見つめたまま呆然とブツブツ何か言いながら歩いているのです。(このイラストがかなり怖かったです)

変だなあと思いつつ女子が帰宅すると、女子の母親が血相を変えて赤ちゃん(妹)を病院へ連れていくところでした。赤ちゃんは亡くなりました、窒息死でした。枕?が顔にかぶさった事故です。

あとになって、転校生のお母さんは、その日女子の家に来ていたことがわかりました。ごく普通にお母さん同士和やかに話をして、ベッドで眠る赤ちゃんを愛おしそうに見ていたそうです。

たまたま転校生ママと赤ちゃんが2人きりになった時に悲劇は起きました。(詳細は忘れました)枕をかぶせたのは彼女だったのです。

みんなで母親から事情を聞くために、転校生の家に集まります。最初は普通に話していた母親は、途中から訳の分からないことを話し始めました(このイラストも怖かったです)彼女は精神的な病気を抱えていたのです。転校生は泣いていました。

(おそらくその母親は精神病院に入院)
みんな哀しい思いをしました。転校生はまた引っ越していきましたが、主人公はその子のことをずっと気にかけています。

☆児童書にしてはかなり重い内容で、ブツブツ言いながら放心状態の母親のイラストがいまだに忘れられないです。ご存知の方おられたらよろしくお願いします。
【本の姿】ハードカバーで、表紙は小学生高学年くらいの女の子が楽しそうに歩いているイラストです(うろ覚え)
【その他覚えている何でも・解決のためにやったことなど(使用したキーワード)】
「赤いくつしたの女の子」で検索すると、童謡の「赤い靴はいてた女の子」や「長くつ下のピッピ」がヒットしてしまいます。ストーリーで何度も検索してみても見つからなくて困っています。

561 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2021/03/13(土) 03:15:48.05 ID:+gVOUcMa
>>555
「ブーツをはいた女の子」(子ども文学館 1980年刊行)木村幸子 著
でおそらく間違い無いかと思います
転校生のお母さんがおかしくなったのは戦争が原因だったと思います
書かれている通り児童書にしてはなかなかショッキングな内容でした

562 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2021/03/14(日) 17:46:33.62 ID:9pSLw6W3
>>561

https://blog.goo.ne.jp/ryuzou42/e/576a05a463344c25e599ef0c65599816

たしかにこの本で間違いないです!
赤いくつしたではなくブーツだったんですね、記憶違いでした。小学生だった当時、楽しい話なのかと思って読んでみたら、あまりにも哀しい話で衝撃を受けました。イラストもハッキリと覚えています。お母さんが被爆者だったとは…改めてまた読んでみたくなりました。教えていただき感謝です、どうもありがとうございました。

あの本のタイトル教えて!@児童書板 21冊目
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1574175760/555-562

ブーツをはいた女の子 (1980年) (こども文学館) - – 古書, 1980/12/1
木村 幸子 (著), 頓田 室子 (著)
http://amazon.jp/dp/B000J809WW

ブーツをはいた女の子 (ポプラ社): 1980|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001496561-00

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