ピゲ「しあわせをよぶ小さな庭」(シアワセヲヨブチイサナニワ)

252 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2012/08/03(金) 01:53:50.01 ID:0zoJlNiX
【いつ読んだ】
1980年代初め頃

【物語の舞台となってる国・時代】
貨幣が「フラン」呼びだったのでフランスではないかと思います。

【あらすじ】
通りに面したアパートの1階に暮らす病弱な母娘。
内職の洋裁に勤しむ母親の傍らで、ヒロインの少女が
母から貰う端切れや糸くず、ボタン等を集めて美しい箱庭を作り始める。
近所の人々からも様々な差し入れを受けて箱庭は豊かになっていき完成。
アパートの窓辺から通りに向けて飾られた箱庭は往来の人々に軽く親しまれる。

ある日、通りすがりに箱庭に目をとめたお金持ち風の女性から「1万フランで売って」と
持ちかけられるが、少女にとって箱庭は売り物ではなく命のようなもの。
大金に一瞬心が動くもののそれを知る母親との押し問答の末に女性は憤慨して去る。

暫くして母親は重い病気に。手術代に1万フランかかると聞いた少女は
箱庭をあの女性に買って貰おうと決意し、日々箱庭を手に女性を探して回るが
出会えないまま箱庭はボロボロになっていく…。
最終的には母を思う少女の心の大勝利エンドで、母親の手術代も工面され
箱庭にも買い手がつくハッピーエンド。

【覚えているエピソード】
箱庭が徐々に充実していく様子が楽しく、秀逸でした。
またそれにつれて病弱な少女の青白い頬に少しづつ赤みがさしていき、
健康になっていく描写もあった気がします。
見守る母親もあたたかくて優しく、なかなか品の良いお話だったような…。
突然訪問し「あれはおいくら?」と切り出すお金持ちの女性もインパクト大でした。

【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
エピソードは覚えているのに装丁も挿絵も全く思い出せません…。
【その他覚えている何でも】

253 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2012/08/03(金) 11:03:20.32 ID:jx6n5p6v
>>252
「しあわせをよぶ小さな庭」 旺文社ジュニア図書館
 アリス・ピゲ/作
 鈴木琢磨/絵
 末松氷海子/訳
これはどう?

個人のブログなんで貼らないでおくけど、タイトルでぐぐるとあらすじを書いてるところがあるよ。
原題は「テレーズと箱庭」と言うらしいが、名前に見覚えはあるかな?
未読なんで外してしまってたら申し訳ない

255 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2012/08/04(土) 00:55:23.94 ID:Gz5QxzW9
>>253
わーありがとうございます!
名前の記憶が相変わらずさっぱりなのですがw、おそらくそれだと思います。
どうggっても何もヒットしないまま何年も気になっていて…。
これで本を探す事が出来ます。感謝です。

あの本のタイトル教えて!@児童書板 15冊目
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1336568331/252-255

しあわせをよぶ小さな庭 (旺文社ジュニア図書館) ペーパーバック – 1975/1
ピゲ (著), 鈴木 琢磨 (イラスト), 末松 氷海子 (翻訳)
http://amazon.jp/dp/4010692502

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000800768-00
要約・抄録 子どもの歴史小説の第一人者である仏国女流の現代物語。 (日本図書館協会)

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