黒井千次(クロイセンジ)『星からの1通話』(ホシカラノイッツウワ)

325 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2011/11/05(土) 12:05:32.24 ID:nZy1VDpX
2冊目です。
ショートショート集でした

別の短編集とごっちゃになっているエピソードもあるかもしれません…。

【いつ読んだ】
15年以上前、図書館で

【物語の舞台となってる国・時代】
様々ですが、現代とSFっぽい近未来が多め
近未来は大抵ディストピアか、一見理想郷に見えるけどどこか怖い

【覚えているエピソード】

・主人公の男性はテレビの放送が終わった深夜、「ペットともめ事を起こして殺された人間」のニュースを見るが通りすがりの女性以外誰も信じない。

 女性は「自分は今夜ペットを殺す、あなたも何か飼っているなら気をつけて」と言って去るが、その夜のニュースで「○○さんがペットを握り殺そうとして返り討ちに遭い死んだ」と流れる。

 男は自分は何も飼っていない、飼われていないと思いながら布団に入るが、その横でゆっくりと妻が起き上がる気配が…。

・主人公は子供で、一人で電車を利用するが切符を無くして駅から出られなくなる。

 やがて同じように切符を無くした子供たち(少年野球の少年や、お出かけ用に着飾った少女がいました)と出会い、大人になるまで駅から出られないのだと他人事のように感じながら腰を下ろす。

・毛皮のコートやマフラーを身につけた三人の美女がパーティー後に行方不明になり、その後死体で発見される。
遺体には動物の咬傷や首を絞めた痕があった。
 一方別の場所では、毛皮のはずの動物たちが不味かったとか首が太くて締めにくかったとかお喋りしている。

【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】

青い夜空に星が描いてある絵本っぽい表紙に、詩が書いてありました。

「遠くの星から電話がかかってきて、あっちにも地球同様の生活や悩みがある…と
わかった瞬間、遠くて一瞬の電話は切れた」というような内容でした。

【その他覚えている何でも】

星新一っぽい雰囲気でしたが、Wikiや密林で見てもこれというタイトルや表紙が見つかりませんでした。

よろしくお願いします。

334 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2011/11/06(日) 01:11:01.24 ID:LicCpqF8
>>325
切符を失くして駅からでられなくなる子どもの話は、黒井千次の「子供のいる駅」です。
他は知りませんが、黒井千次で調べると「星からの1通話」というショートショート集があったので、この本では。

336 名前:324-325[sage] 投稿日:2011/11/06(日) 12:29:11.02 ID:4ymk/8Jh
(略)
>>334
ありがとうございます!
表紙が記憶にあるものとかなり近いのと、タイトルが表紙の詩にぴったりなのでこれだと思います。
例に挙げた作品は「子供のいる駅」で間違いありません、さっそく図書館で探してきます。

あの本のタイトル教えて!@児童書板 14冊目
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1312560424/325-336

星からの1通話 (講談社文庫) 文庫 – 1990/1
黒井 千次 (著)
http://amazon.jp/dp/4061846027
表紙画像あり

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001701883-00

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